昨今、空気清浄やウイルス対策の重要性が増しており、特に医療機関では空気環境の整備が欠かせません。クリニックのような多くの患者さまが訪れる場所では、待合室や診察室の空気を清潔に保つことが求められます。
そこで注目を集めているのが放出式空気清浄機です。今回は、放出式空気清浄機の仕組みや、クリニックにおける活用のメリット、具体的な導入ポイントについて解説します。
放出式空気清浄機とは?
放出式空気清浄機とは、空気中に除菌成分や消臭効果のある微粒子を放出し、空間全体を清浄化する装置です。従来のフィルター式空気清浄機は、汚染物質を吸引してフィルターで捕らえる仕組みですが、放出式は空間全体を対象とするため、飛沫や空気中の細菌・ウイルスを直接分解・除去します。
主な技術の種類
イオンクラスター技術除菌効果のあるイオンを放出することで、空気中のウイルスや菌、さらにはアレル物質を無害化する技術。特に花粉やPM2.5などの除去にも効果を発揮します。
オゾン技術微量のオゾンを空間に放出して細菌やウイルスを分解。強力な消臭効果もあり、クリニック特有の薬品臭や体臭の抑制にも効果的です。
二酸化塩素安全な濃度で二酸化塩素を放出することで、空間全体のウイルスや菌を効果的に抑制。医療機関や公共施設での採用実績が多い技術です。
クリニックで放出式空気清浄機を導入するメリット
1. 院内感染リスクの低減
クリニックは、感染症の患者さまが多数訪れるため、院内感染のリスクが高い場所です。放出式空気清浄機は、空気中の目に見えないウイルスや菌を99%以上無害化でき、患者さまやスタッフの安全性を高めます。
2. 快適な環境を提供
クリニックの空間が清潔であることは、患者さまの心理的な安心感にもつながります。イオンクラスター技術などの空気清浄機は、空気の質感を整えるだけでなく、ニオイの元を分解し、快適な環境を実現します。
3. 運用コストの軽減
従来のフィルター式空気清浄機では、フィルター交換などの維持費用や手間が発生しますが、放出式空気清浄機はメンテナンスが簡易で長期間使用可能です。これにより、スタッフの作業負担を軽減し、運用効率を向上させます。
実際の活用例
待合室での活用
多くの患者が滞在する待合室は、飛沫やウイルスが拡散しやすい環境です。放出式空気清浄機を導入することで、空間全体に行き届いた清浄化を実現し、患者さまに安心感を与える場作りが可能です。
診察室での活用
診察中は患者と医師が近距離で接するため、感染リスクが高まります。イオンクラスター技術を用いた放出式空気清浄機は、診察中に発生する飛沫を即座に無害化し、診察環境の安全性を向上させます。
小児科や耳鼻科での導入例
子どもや高齢者など、免疫力が低い患者が多い診療科では特に効果的です。花粉症やアレルギー対策としても活用されることが増えています。
導入時に気を付けるポイント
1. 適切な設置場所の選定
空気清浄効果を最大化するために、空気の流れを考慮した場所に設置することが重要です。特に、待合室では中央に近い場所や、人が多く集まるエリアの近くに設置することをおすすめします。
2. 製品の安全性確認
医療機関では、患者の安全を最優先に考える必要があります。使用する空気清浄機が安全基準を満たしているかを事前に確認し、実績のあるメーカー製品を選びましょう。
3. スタッフへの周知とトレーニング
空気清浄機の仕組みや効果をスタッフ全員が理解しておくことで、患者さまへの説明がスムーズに行えます。製品の操作方法やメンテナンスについても共有しましょう。
導入事例
ある内科クリニックでは、従来のフィルター式空気清浄機をイオンクラスター式に切り替えることで、以下のような効果を得られました。
待合室の臭気が軽減され、患者満足度が向上
定期的なフィルター交換の手間が削減され、スタッフ業務が効率化
患者から「空気が清潔で安心できる」という声が増加
特に冬場のインフルエンザ流行期には、院内感染防止策として高く評価されています。
まとめ
クリニックにおける空気環境の整備は、患者さまの信頼と安全性を守る重要な施策です。特に、イオンクラスター技術を用いた放出式空気清浄機は、感染症予防や快適な空間作りに大きく貢献します。
患者さまに安心して通院していただくために、空気清浄対策を見直し、最新技術の導入を検討してみてはいかがでしょうか?
●イオンクラスターとは?
イオンクラスターは、酸素分子のイオンの集合体で、空気中にも存在します。
自然の中では雷、稲妻や滝等といった高エネルギー発生源により、
空気のイオン化が誘発され生成されたイオンクラスターが存在します。 このイオン化された空気が地球上の大気の浄化作用を行っていたのです。 Ventiイオンクラス-ーは独自のプラズマの技術で強力なエネルギーを持つイオンクラスターを発生します。
●Ventiイオンクラスターの除菌・脱臭効果
脱臭・VOC対策
シックハウス症候群の原因となるVOC(建材などから発生する有害物質)を低減。
除菌
細菌やウイルスを99%除去します。
カビ
カビ菌の発生を抑制します。
臭い
ペット臭やタバコ臭など不快な臭いを低減します。
●空気質に厳しい専門機関でも使用されている技術
Venti イオンクラスター
国立大阪医療センターや埼玉県立小児医療センターなどの国立病院、理化学研究所や大手企業の研究施設など、厳格な空気質管理が必要な施設で活用されています。
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