病理検査室では病理組織学的診断や細胞診診断及び病理解剖等が行われており、揮発性有機化合物(VOC)であるホルムアルデヒド(組織標本作製の固定)やキシレン(組織サンプルからパラフィン除去)といった物質が使用されています。
これらは人体に有害な物質であるため、使用する作業環境では排気装置等を用いて室内を管理濃度以下にすることが法令で義務付けられています。
国立病院機構 某医療センター<大阪府>
病理検査室(ホルムアルデヒド対策)
ホルマリンの保管庫(ロッカー)内に設置されています。
国立病院機構 某呼吸器センター<大阪府>
病理検査室(キシレン対策)
実際の検査作業を行うチャンバー内の作業台に設置しています。
ほかにも
某医療センター<大阪府>の臨床検査室にアンモニア対策として設置されています。
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